中高一貫新校舎工事レポート⑦
2015.12
長い階段を上がると...そこはパノラマの世界だった。中高新校舎の屋上にて撮影しました!
富士山!
新宿の高層ビル街と右側にはスカイツリーも!
来年2月の完成へ向け、中高一貫新校舎は外装も内装も仕上げ段階に入りました。
建設を手掛ける熊谷組の事務所が模様替えし、大きな会議室が増えていました。これは、塗装、壁や天井、扉、ガラス、床、設備、電器など内装工事にかかわる40~50の業者と毎日打ち合わせを行うためで、いかに細かい作業に入ったかという証拠。建設中は150人ほどだった職人さんも現在は400人が働いていて、年末年始も休むことなくラストスパートです。
冒頭の屋上は高さが約26m。マンションでいうと、だいたい6階か7階にあたります。視界を遮る建物がないため、西側には富士山、東側には新宿副都心やスカイツリーを眺めることができる絶景が広がっていました。普段は立ち入れないようになるそうですが、先生方は「生徒たちにも見せてあげたい」と話しているとか。
前回お伝えした教室のモデルルームがある2階は、ほかの教室も木の窓枠やドア、ロッカーが取り付けられ、床や天井の仕上げに入っています。講堂の左右の壁は建築の際に伐採した木を使い、着々と工事が進んでいます。だんだん新校舎の様子が具体的になり、完成が本当に待ち遠しいです。
エントランスへ向かう階段を上がると...
中庭があります
教室の床を仕上げています
講堂の両側の壁は伐採した木を利用
中高一貫新校舎工事レポート⑥
2015.11
ついに中高新校舎の工事は屋上にまで進みました。現在、屋上は防水を施す作業、地下1階から4階までは内装工事を行っています。前回、教室の窓枠が木だということは写真でお見せしましたが、このほど、教員や学校関係者に雰囲気を事前につかむための、いわゆる教室の「モデルルーム」ができあがりました。
木枠の窓とドアはこんな感じです
ホワイトボードはプロジェクターも使える特殊な材質を使用しています。電子黒板を備える教室もあります。教室後方。ロッカーなども木製です。床に置いてある板は教壇になります
木の色が教室に穏やかさを与えてくれる感じがしますね!ほかにも内装が進むにつれて、どんどん新校舎の内部の様子が垣間見えてきました。
トイレ前の掃除用具入れはオシャレな丸型の部屋に
西棟と東棟をつなぐ連絡通路はウッドデッキになる予定
初公開!講堂内部の工事も着々
カフェテリアは再び足場を組んで内装工事
仙川側から撮った新校舎は堂々たる姿です(11月27日)
内装は天候に左右されないため、現在は土日も工事が行われています。延べ床面積14,895.41㎡にも及ぶ広い空間を仕上げるため、職人さんたちは時にはラジカセ持参で音楽を聴きながら作業をしています。お邪魔した日は、平井堅の曲が流れていました。
中高一貫新校舎工事レポート⑤
2015.10
季節が夏から秋へと変わり、建設中の成城学園中学校・高等学校の新校舎はどんどん「形」が見えてきました。現在、カフェテリアや図書館、職員室などのある東棟は最上階となる4階を建設中。屋上の床まで出来上がっています。西棟も3階フロアの工事まで進み、外から見ても建物の大きくて全体のイメージが分かるようになってきました。
左が1か月前。右が建設中の校舎(10月23日現在)
建物の内部も内装工事が着々と進み、部屋を仕切る壁が出来上がっていたり、エレベータースペースがあったり、内部の雰囲気がどんどん見えてきました。地下1階のカフェテリアには窓ガラスが入り、もうこのエリアは雨が降っても中に吹き込む心配がありません。百聞は一見にしかず。写真で内部がどのような様子かご覧ください!
カフェテリアの窓にはガラスが入りました
厨房。これから防水工事がスタート
カフェテリアと図書館を仕切るドアを設置中
教室の窓枠は木なんです
地下1階の男子トイレになる部屋
階段もできあがってきています
......ところで世間ではマンションの杭打ちデータを虚偽し、施工不良が発覚した問題が話題になっています。ちょっと不安になりますよね。そこで施工業者の熊谷組に聞いてみました。
地下1階、地上4階建の新校舎に使った杭は150本。支持層(構造物を支えることができる地層)に届いているか1本1本確認し、データもしっかり取ってあるとのこと。杭を打つにあたっての試験杭は通常1本のところ、念には念を押して6本やったそうです。「建築基準法の基準に則ってやっております」と自信を持って話していたので、ご安心ください。
中高一貫新校舎工事レポート④
2015.9
夏休みが終わり、ようやく秋めいた雰囲気が漂ってきました。
...ですが、雨がとても多くて嫌になりますね。
来年2月の完成を目指して着々と進んでいる中高一貫新校舎の工事では、その雨との闘いが続いています。コンクリートを固める際、1時間に4mm以上の雨が降る場合は工事が中止になるためで、毎日天気予報とのにらめっこだそうです。完成までの細かな工程表は雨も想定しているので工期が遅れるという心配は全くありませんが、仕事がお天気に左右されるというのは大変ですね。
職員室になる東棟2階の内部。窓ガラスがまだ設置されていないので雨が入り込んでしまっていますが、内装は着々と進んでいます。