私は1971年に立教高校(現立教新座高等学校)を卒業して立教大学に進学、その後大学教員の生活を経て、立教大学観光学部で教員をしておりました。
私が高校生の頃の本校は長閑な田園の学校でしたが、現在は全く違います。教室にはAV機器が装備され、体育館や国際競技も可能にする屋内プールもあり、校外研修や海外研修も充実した学校となりました。しかし、昔から変わらないのは、生活の全てを学ぶことができる幅のある教育です。「立教の卒業生は職場を上手くまとめ、組織としての力を発揮させることができる」と卒業生が社会で評価されていると聞いています。また立教ほど卒業生が母校を愛する学校はありません。こうした根底にはやはり「共に生きる」というキリスト教に基づく全人格教育があるのだと思います。私は、立教新座中学校・高等学校をますます発展させるため、さまざまな取り組みを考えておりますが、まずは、スーパーグローバル・ハイスクール・アソシエイトとなったことを梃子に、本校のグローバル化を進めます。世界の人々と「共に生きる」卒業生を送り出すことができるよう体制を整え、その基礎として世界に通じる学力の向上をはかっていきたいと思います。
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