さて、私は「自ら優先順位を考え、学習も部活動(趣味などに充てる時間を含む)もバランス良く取り組むことのできる生徒」を育てたいと考えています。将来社会に出たとき、他人に迷惑をかけずに生活ができて、学習のその他の活動も標準以上にこなす、自立した魅力のある人間を育てたいと思います。
そのため、2011(平成23)年4月の校長就任時に掲げた、「基本的な生活習慣を身につけ、学習習慣をもち、部活動・趣味に積極的に参加活動できる生徒」を育成するという目標を継続して、学校運営を進めていきたいと考えています。
【基本的な生活習慣】
生活習慣の範囲は広く分かりづらいかもしれません。そこで、時間を守ること(遅刻をしないこと、提出物の期限を守ることなど)・挨拶をすること・十分な睡眠時間を取ること・規則正しい食事を摂ることの4点を訴えていきたいと思います。
【学習】
私は、様々な知識を得ることや考える力を養うことは、正しい判断力や強い意志、将来の人生設計を育むと考えています。そのためには学習が一番重要だと思います。そして、「学習」は「基本的な生活習慣」が土台となって初めて出来るものだと思います。
【部活動・趣味】
学校生活は学習がそのすべてではありません。「部活動や趣味」は人間としての幅を広げるものであり、また、他の人との繋がりを学べるものです。様々な学校行事において生徒が主役となり、活躍するよう見守っていきたいと思います。
本校は、日本大学との連携教育(高大連携教育)に積極的に取り組み、生徒が充実した学校生活を送ることができるよう支援しています。
希望者を対象として、日本大学医学部リサーチセンターでの実験や、歯学部・薬学部の見学、駿河台日大病院での看護実習や体験実習が行われています。また、理工学部とのSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)に参加しています。いずれも本校では長い歴史のあるプログラムで、実習を中心としたこれらの企画は毎年好評を博しています。さらに、法学部、経済学部との間には科目履修生制度が設定されており、毎年のように本校からの希望者が受講しています。これらに参加することを通して、興味の持てることや将来学びたいことを、早い時期に発見することができるのです。