1996年4月 - 専門学科「京都こすもす科」設置
本校的校长致辞:
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本校は、現在、文部科学省より以下の3つの研究開発指定を受け、それぞれの研究テーマに対して、取り組みを行うとともに、ユネスコスクールとしても活動し、本校の特徴である「豊かな学び」を追求しています。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH) 平成24年度から5年間
科学技術人材育成重点枠 平成25年度から3年間
スーパーグローバルハイスクール(SGH) 平成26年度から5年間
ユネスコスクール(ASPnet) 平成26年9月加盟承認
本校は、昭和16年に開校した前身の嵯峨野高等女学校から数えて70余年の歴史を有する伝統校です。平成8年には大学における学問研究につながる専門教育を施すことを目的とした専門学科「京都こすもす科」を設置し、京都府内はもとより全国的にも注目を集める先進的な教育実践を進めてきました。本校の校是である、
「和敬」:和をもって互いに敬うこと。 Be harmonious and respectful.
「自彊」:自ら努めて励むこと。 Strive for self-improvement.
「飛翔」:世界に飛び立つこと。 Act globally.
を柱に、「徳・知・体・感・和」の調和のとれた教育を展開し、将来の国家・社会を担うリーダーとして国際社会の平和と発展に寄与する人間を育成することを教育目標としています。
本校は、平成24年度には文部科学省から新たにスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けました。これは、京都こすもす科開設以来、京都大学等の大学や研究機関と連携し、自然科学分野で先進的な教育を進めてきた本校の取組が評価された証しです。その翌年、25年度には、全国で25校のSSHの重点校に本校が選ばれました。
さらに26年度には、国の新たな研究開発事業であるスーパーグローバルハイスクール(SGH)として、5年間の指定を受けました。今後は、京都府の高校や海外の高校とも連携を図りながら取り組みを進め、「課題設定・解決力」「表現力」「地球規模で考える力」「英語・異文化コミュニケーション力」「リーダーの資質」の5つの力を備えた、グローバル社会のリーダーとして社会貢献できる人材を育てて参ります。
また、平成26年9月25日付けで、国際連合教育科学文化機関UNESCO(ユネスコ)からユネスコスクール(正式名ASPnet:Associated Schools Project Network)への加盟が認められ、国内はもとより世界のユネスコスクールと連携できる環境が整いました。このネットワークを利用して、多くの学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い、地球規模の諸問題に対処できるような新しい教育内容や手法の開発に取り組むとともに、持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)にも取り組みます。
高等学校の「学校力」を測る一つの指標として、難関大学の合格実績が着目されることは事実ですが、数値が示す実績は結果に過ぎません。私たちが目指しているのは、揺るぎない知識に裏付けられた論理的思考力や表現力など質の高い学力を育むこと、そして、大学進学後も社会に出た後も旺盛な探究心と知的好奇心を持って学び続けようとする意欲や態度を養うことです。それが、将来の知的リーダーとして国際社会に貢献する人を育成するという本校の教育理念に沿うものであると考えるからです。そのため、本校では、高大連携・高企連携によるラボ活動やフィールドワーク、レクチャーシリーズなど豊かな学びの機会を数多く設け、将来の学問研究に対する志と高みに挑むチャレンジ精神を育むことに力を入れてきました。SSHとSGHの研究指定により、理系も文系も、学校全体で論理的かつ科学的なものの見方・考え方を養い、ユネスコスクールのネットワークにより広く視野を世界に広げ、グローバル社会に通用する真の学力と人間力を育成します。