古典では、未来を切りひらく知恵として文化遺産を受け継ぎ、現代と関わらせて主体的に学んでほしいと思います。しかし、現代語とは異質な古文を理解するには言葉のしくみを解明する力がなければなりません。ただし文法はあくまで手段であって目的ではありません。文法を駆使した古文漢文の読解、鑑賞を通して、現代との連続面、非連続面を学習します。
表現の分野では、筋道を立てて、根拠を挙げながら万人にわかるような表現に練り上げていく訓練を行います。このような作業を通して、ぼんやりとした考えを確かな形にしてもらいたいと思っています。そして友達の書いたものを読むことによって、様々な刺激を受け、君達自身の認識を深めてもらいたいと思います。やがては自分のテーマ、問いを持ち、複眼的な見方で論理展開する力を身につけていきたい。これらを土台とする3年間の目標は、大学進学のみならず、将 来の目標を設定させそのために何を研究するかをはっきりさせ大学進学の準備をすることなのです。
国語科では3年間で20冊の課題図書を読破させます。その心は主に次の2点にあります。一つは高校段階では大学と違い多くの教科を学ぶ。読書についても 各自の専門分野があるだろうが、いろんなものを読んで学力を上げていくのがいいのではないか。放っておけば自分の好きなものだけに偏ってしまうので幅を広げてもらいたいのです。二つ目には多様なジャンル、分野の本をみんなで読むことによって話題を共有化したり、議論をたくさんしたりする。そういうものとして読書をとらえているのです。