明治大学附属中野高校
明治大学付属中野中学校・高等学校は、東京都中野区東中野三丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。「修学錬身」・「質実剛毅」・「協同自治」を基本理念としており、校則が厳格なことで知られる。2年次より文理コース制を実施。30%前後の生徒が他大学を受験することもあり、高1より年数回、全国公開模試を校内で実施する。高校3年では大手予備校の受験スペシャリストによる進学講演会を実施。
外部受験生からは、東大、東工大、一橋大他、医学部や難関私大等にコンスタントに進学者が出ている。明大経理研究所による、公認会計士志望の生徒などを対象にした簿記講座の他、同じく明大文学部・法学部の教員による語学講座、法学検定講座などが実施されている。
農学部入学を強く志望する生徒については、(通常の推薦に加えて)明大農学部で実施している、付属校の生徒を対象にした、付属校AO入試の利用が可能である。体育の授業において、柔道・剣道に力を入れることにより、本物の礼儀作法への理解を深め、職業観や倫理観の養成、リーダーに求められる資質を養うとしている。毎年、夏季休暇期間中に、ニュージーランド・オークランドの景勝地で、ホームステイによる語学研修を実施。10年程前より、明治大学から共学化の打診を受けているが、実現していない。
沿革
1929年4月 - ひとのみち教団(現在のパーフェクト リバティー教団)の御木徳一、財団法人「徳光育英会」を組織。その運営の元、旧制中野中学校開校。(開校式には田中義一内閣総理大臣、堀切善次郎東京市長等が出席)
1945年5月 - 空襲により校舎全焼。
1946年3月 - 片桐誠第8代校長就任。
1947年4月 - 新制中学校認可。
1948年3月 - 新制高等学校認可。
1949年4月 - 明治大学付属となる。
1950年12月 - 定時制併設認可。
1955年11月 - 創立25周年記念式典。
1956年4月 - 3号館落成。
1957年7月 - 館山施設(鏡明寮)完成。
1961年12月 - 新校舎建設5カ年計画1号館(特別教室)落成。
1963年1月 - 2号館(普通教室)落成。
1965年2月 - 講堂落成。
1965年7月 - 八ヶ岳富士見高原施設(岳明寮)完成。
1975年4月 - 4号館落成。
1976年12月 - 6号館落成。
1979年10月 - 創立50周年記念式典。
1982年9月 - 八王子戸吹総合グラウンド完成。
1984年4月 - 創立55周年事業として明治大学付属中野八王子中学校・高等学校開校。
1988年6月 - 片桐誠名誉校長に就任、片桐誠一郎第9代校長に就任。
1989年1月 - 創立60周年記念事業温水プール付き体育館新築落成。
1994年8月 - 創立65周年事業全館冷暖房設備。
1999年10月 - 創立70周年記念式典。
2003年3月 - 定時制課程(男女共学)閉鎖。
2007年4月 - 小澤正昭第10代校長に就任。
2009年10月 - 創立80周年記念式典。